2018年4月28日土曜日

吉村昭『空白の戦記』


先月のJABAスポニチ大会から野球観戦をはじめている。
高校野球の大会もすでに観に行った。たまたまなんだが、母校の野球部も東京都春季大会の一次予選を勝ち上がった。2014年以来である。昔は32校しか出場できなかった大会だったが、その後64校、96校と増え、今では120校が出場できる。夏の選手権大会東東京と西東京を合わせて200校ほど参加することを考えると運がよければ出られる大会になっている。大学野球はまだ観ていない。
今年はいわゆる松坂世代が20年目を迎えている。現役選手では和田毅、杉内俊哉、藤川球児らがいる。進学したり、社会人を経由した選手もいるのでみんなが20年目というわけではないが。当の松坂大輔も中日ドラゴンズにテスト入団し、復活をめざしている。
昨年のドラフト会議では日本ハムに一位指名された清宮幸太郎を筆頭に広島の中村奨成、ロッテの安田尚憲など高校生が多く上位指名を受けた。もしかすると清宮世代と呼ばれることになるのだろうか。
甲子園で活躍した選手はプロばかりでなく、進学した者も多い。
東京六大学野球では大阪桐蔭の徳山壮磨、岩本久重のバッテリーが早稲田大、主将だった福井省吾が慶応大、履正社の竹田祐が明治大、若林将平が慶応大、秀岳館の川端健斗が立教大に進み、すでに活躍の場が与えられている選手も多い。4年後、彼ら清宮世代はどれほどドラフト会議を席巻するだろうか。
世の中は公文書の改ざんだの、首相案件だのセクハラだので大騒ぎをしているが、できることなら誰にも気づかれないまま歴史の彼方に葬り去ってほしい事案であったに違いない。むしろ改ざんなどしなければバレないですんだかも知れなかったんじゃないかとも思う。
何十年も経って見つかる重要文書もある。ちょっとどきどきする。歴史はあとで掘り起こしたほうが断然おもしろい。こうした史実を吉村昭が文学にするとそれはもうおもしろいものになる。

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