2017年1月6日金曜日

北別府学『カープ魂 優勝するために必要なこと』

少年時代はジャイアンツファンだったけれど、数年前にやめた。
これからは横浜のファンになろうと思った。が、どうしても納得いかない点があって、暫定的に広島ファンになった。
僕の場合、どのチームがいいかではなくて、どのチームに誰がいてどんな活躍を魅せてくれるかに興味を惹かれる。そういった点では大谷翔平だけでなく明大時代の二刀流岡大海やここのところエースを量産している広陵出身の有原航平が活躍する日本ハムも応援したいチームだし、かつてライバルであった(巨人ファンだった頃のね)阪神タイガースの上本博紀や高山俊も応援している。この際どの球団をと考えるのが面倒だ。
そういった点からすると広島は千葉経済大附属出身の丸佳浩がいて、広陵の甲子園準優勝投手野村祐輔、荒川リトルから二松学舎にすすんだ鈴木誠也、亜細亜のエース九里亜蓮と人材は豊富だ。それになんといってもわが巨人軍の(もう「わが」じゃないけど)ドラフトを拒否した福井優也がいる。
広島ファンといってもまあ実をいえばその程度で、根っからのファンの方たちと「やっぱりタカハシヨシヒコがさ」とか「キノシタのあのプレーで」とか「ミムラが、ソトコバが、炎のストッパーが」なんて深い話になるとついていけない。
北別府学のドラフト会議は1975年。高橋慶彦のひとつ下になる。ジャイアンツの1位指名が銚子商業の篠塚俊夫だった年だ。
北別府も巨人から指名される可能性はあったらしいが広島が1位指名したことで巨人入りはなくなった。本書にも書かれているように本人はジャイアンツファンだった(そういった意味では親しみをおぼえないでもない)。
世代的には僕と近いのでずいぶん新しい野球選手のような印象があるのだけれど、書いている内容は精神野球的なところが随所に見られて、当時の野球ってこんなに時代遅れだったけと思うところも多い。
そんなことはどうでもいいとして、少しだけ広島ファンに近づけたような気がした。

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